節分のこの日、梅の郷に2匹の凶悪な鬼が出現した。
クールな殺しや、赤鬼まさ。
熱き暴れん坊、青鬼たか。
二匹は日頃のうっぷんをはらすがごとく、縦横無尽に暴れ回る。
施設のお年寄りも、ご老体とは思えぬ威力の豆を投じて、2匹の鬼をひるませた。
しかし、誰もこの2匹を倒せない。
このままでは、施設が破壊されてしまう・・・誰もが絶望した、その時だった。
「待ちなさい!」
「誰だ!」
現れた、桃太郎侍。
「やあ!」
襲いかかる赤鬼を一刀両断に切り伏せる。
「おのれ!我が友、赤鬼のかたき!」
「ぬぅ!」
返す刀で青鬼を切り伏せる桃太郎。しかし、この青鬼はしぶとかった。
「やぁ!」
桃太郎の渾身の一撃に吹き飛ぶ青鬼。
「いのち、命ばかりはお助けを!!」
たまらず逃げ出す青鬼。
「悪の栄えたためし無し!」
「ぎゃあああああ!」
「成敗。」
こうして、今年も施設の平和は守られたのだった。
ありがとう、桃太郎侍。
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梅の郷の節分の風景でした。
副施設長と居宅主任が悪役を演じ、理事長が桃太郎侍を演じてくれました。ご利用者の皆様もとても楽しんで頂けた様子でした。
今年もいい年になりそうですね。
また来年も、お元気に節分を楽しみましょう。